1989年1月22日 日本Jr.フェザー級タイトルマッチ
マーク堀越(八戸帝拳) vs 高橋ナオト(アベ)
22日、日本Jr.フェザー級タイトルマッチが後楽園ホールで行われ、挑戦者・高橋ナオトがマーク堀越を9ラウンド2分42秒KOで下し、日本タイトルを奪取した。
マーク堀越は、1985年に全日本フェザー級新人王を獲得し、1987年1月16日には日本Jr.フェザー級王座を獲得。
6度の防衛戦をすべてKO勝ちしているハードパンチャーである。
7度の防衛戦で高橋ナオトの挑戦を受けることになった。ここまで17勝(13KO)1敗。
対する高橋ナオトは、1986年に全日本バンタム級新人王を獲得し、1987年2月1日には日本バンタム級王座を獲得。初防衛に成功するものの2度目の防衛戦で判定負けを喫した。
その後、日本バンタム級王座決定戦に望むもののKO負けを喫し、今回、1階級上げマーク堀越に挑戦することになった。
試合は、両者静かな立ち上がりをみせるものの徐々にエスカレートしていった。
3ラウンド終了直前にはマーク堀越の連打で高橋の意識が飛んだ。ゴングに救われふらつきながらもコーナーに戻る高橋。
高橋は4ラウンドから8ラウンドまでどう戦ったのか覚えていないと語った。
しかし、無意識のなか4ラウンドにはマーク堀越から2度のダウンを奪った。
壮絶な打ち合いのなかラウンドが進む。
8ラウンドには逆にマーク堀越の右ストレートで高橋がダウン。
一進一退の攻防に終止符が打たれたのは9ラウンド。
高橋の意識が9ラウンドに戻った。(本人談)
9ラウンド中盤までマーク堀越が優位に立つ。
しかし、力を振り絞って放った高橋の左フックで形勢が逆転した。
マーク堀越の腰が落ちる。
高橋はラッシュをかけ、このラウンド1度目のダウンを奪うとさらに猛攻をかけ右のカウンターで2度目のダウンを奪った。
マーク堀越は立ち上がるものの、足がおぼつかない。
よろめきながらファイティングポーズをとるも、ここでレフェリーストップが宣告された。
高橋ナオトが壮絶な打撃戦を制し、日本バンタム級王座に次ぐ日本タイトル2階級制覇を達成した。
▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼
4~6ラウンド
7~9ラウンド
ニュース映像
■ 高橋ナオト MEMO
・ 生年月日 : 1967年11月17日
・ 戦績 : 19勝(14KO) 4敗(生涯戦績)
■ マーク堀越 MEMO
・ 生年月日 : 1961年11月16日
・ 戦績 : 20勝(14KO) 7敗(生涯戦績)
- 1989-01-22
- マーク堀越 | 高橋ナオト | スーパーバンタム級(ジュニアフェザー級)
- tag - ko , 大逆転 , 日本タイトルマッチ , 日本タイトル2階級制覇
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