1980年8月2日 WBA世界ウェルター級タイトルマッチ
ホセ・ピピノ・クエバス(メキシコ) vs トーマス・ハーンズ(アメリカ)
2日、WBA世界ウェルター級タイトルマッチがアメリカで行われ、世界初挑戦のトーマス・ハーンズがホセ・ピピノ・クエバスを2ラウンドKOで下し、王座奪取に成功した。
クエバスは、ここまで11連続防衛中で内10度のKO勝ちを収めている最強王者である。
挑戦者・トーマス・ハーンズも負けてはいない。デビュー以来負けなしの28勝(26KO)無敗である。
アマチュア時代は155勝8敗の戦績を収めているが、KOは僅かに12。
しかし、プロデビューに際してKOパンチを身に付けると、ここまでKO率90%以上と驚異的なKO率で連勝街道を突き進んでいる。
試合は、1ラウンドからハーンズが圧倒した。
長いリーチでフリッカージャブを操り、クエバスは反撃することができない。防戦一方である。どちらが王者か分からない状況だ。
決着は早くも2ラウンドについた。
リング中央でけん制しあう中、ハーンズの右がヒット。ぐらついたクエバスにもう一度右を突き刺すと、クエバスは前のめりにダウン。ハーンズの圧勝である。
クエバスは、圧倒的な力の差を見せ付けられ王座陥落。
ハーンズは、鮮烈なKO勝ちで新王者に輝いた。
▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼
■ トーマス・ハーンズ MEMO
・ 生年月日 : 1958年10月18日
・ 戦績 : 61勝(48KO) 5敗 1分
■ ホセ・ピピノ・クエバス MEMO
・ 生年月日 : 1957年11月27日
・ 戦績 : 35勝(31KO) 15敗
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