2008年7月30日 WBC世界フライ級タイトルマッチ
内藤大助(チャンピオン・宮田) vs 挑戦者・清水智信(同級13位・金子)
30日、WBC世界フライ級タイトルマッチが国立代々木競技場第一体育館で行われ、王者・内藤大助が清水智信を10ラウンドKOで下し、3度目の防衛に成功した。
内藤大助は、2007年7月18日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチで18度目の防衛を狙う王者ポンサクレック・ウォンジョンカムを判定で下し、王座を奪取。3度目の挑戦でウォンジョンカムに雪辱を果たした。
初防衛戦では、亀田大毅に大差判定勝ち、V2戦ではウォンジョンカムのリベンジを受けドローでベルトを守った。
そして、今回3度目の防衛戦で清水智信の挑戦を受けることになった。
清水智信は、2007年4月6日にポンサクレック・ウォンジョンカム(17度目の防衛戦)に挑戦するも7R終了TKOで敗れ王座奪取に失敗。
しかし、その後は3連勝で日本フライ級王座を獲得。現日本フライ級チャンピオンとして世界再挑戦に望んだ。
試合は、序盤から挑戦者・清水の的確なパンチが内藤を捕らえポイントを重ねる。
4ラウンド終了時、38-38、38-38、39-37で1者が清水優勢。8ラウンド終了時、77-76、77-75、76-76で2者が清水を優勢としラウンドを重ねるごとに清水がポイントを広げる展開となった。
しかし、内藤の底力は計り知れないものだった。ポイント差なんて関係なかった。
10ラウンド序盤にカウンターで清水の動きを止めると、パンチをたたみかけこの試合初めてのダウンを奪う。
立ち上がった清水に怒涛の攻撃を浴びせると再びダウンを奪い、逆転のKO勝ちを決めた。
内藤は、3度目の防衛に成功し、 自身の持つ世界王座最年長防衛の日本記録を更新した。(33歳11ヶ月で防衛)
▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼
1ラウンド途中~4ラウンド途中
4ラウンド途中~7ラウンド
7ラウンド途中~9ラウンド
10ラウンド
■ 内藤大助 MEMO
・ 生年月日 : 1974年8月30日
・ 戦績 : 35勝(22KO) 3敗 3分
■ 清水智信 MEMO
・ 生年月日 : 1981年6月28日
・ 戦績 : 13勝(5KO) 3敗
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