1994年7月29日 WBO世界ライト級王座決定戦
オスカー・デ・ラ・ホーヤ(アメリカ) vs ホルヘ・パエス(メキシコ)
7月29日、ジョバンニ・パリジが返上したWBO世界ライト級王座をかけた一戦がラスベガスで行われ、オスカー・デ・ラ・ホーヤがホルヘ・パエスに2ラウンドKO勝ちし、WBO世界Jr・ライト級に次ぐ2階級制覇を達成した。
オスカー・デ・ラ・ホーヤは、1992年バルセロナオリンピックにライト級で出場し、金メダルを獲得。
プロデビュー後、無敗のまま挑んだWBO世界Jr・ライト級タイトルマッチ(1994年3月5日)では、王者・ジミー・ブレダルを10ラウンドTKOで破り、王座を獲得した。
同王座を1度防衛後、ベルトを返上し、13勝(12KO)無敗の戦績を引っさげて今回WBO世界ライト級王座決定戦に挑むことになった。
ホルヘ・パエスは、1988年8月4日、29戦目でIBF世界フェザー級王座に挑戦。カルビン・グローブを15ラウンド判定で破り、初のタイトルを獲得した。
1990年4月7日に行われた同王座7度目の防衛戦では、WBO世界フェザー級チャンピオン・ルイ・エスピノサと対戦。判定勝ちを収め、WBO世界フェザー級のベルトも手に入れた。
1度の防衛を経た後、各ベルトを返上しながらIBF世界Jr・ライト級王座、WBA・IBF・WBC世界ライト級統一王座、IBF世界ライト級王座に挑戦するも、いずれも失敗に終わる。
IBF世界ライト級王座挑戦後は、7連勝と勢いに乗り、今回再びタイトルマッチのチャンスがめぐってきた。ここまで53勝(35KO)6敗4分。
試合は、デ・ラ・ホーヤが圧倒的な力の差を見せ付けた。
2ラウンド開始まもなく、デ・ラ・ホーヤが連打で一気に攻め込むと、渾身の左アッパーがパエスの顎を捕らえた。
パエスは前のめりに倒れこむと、そのまま立ち上がることができず勝負あり。
オスカー・デ・ラ・ホーヤが無敗のまま2階級制覇を達成した。
▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼
■ オスカー・デ・ラ・ホーヤ MEMO
・ 生年月日 : 1973年2月4日
・ 戦績 : 38勝(30KO) 5敗 (2008年現在)
■ ホルヘ・パエス MEMO
・ 生年月日 : 1965年10月27日
・ 戦績 : 79勝(41KO) 15敗 5分
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