1998年12月4日 WBC世界フライ級タイトルマッチ
チャッチャイ・ダッチボーイジム(タイ) vs マニー・パッキャオ(フィリピン)
12月4日、WBC世界フライ級タイトルマッチがタイで行われ、マニー・パッキャオが王者・チャッチャイ・ダッチボーイジムを8ラウンドKOで下し、世界初挑戦でWBCフライ級王座を獲得した。
チャッチャイ・ダッチボーイジムは、1991年にプロデビューし、ここまで33勝(24KO)1敗。
世界初挑戦は、1995年9月25日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチ。
7度目の防衛をかけた勇利・アルバチャコフに挑戦するも12ラウンド判定で敗れ王座奪取ならず。
しかし、その後は連戦連勝で復活を成し遂げる。1997年5月9日にはWBC世界フライ級暫定王座を獲得。
同11月12日には、9度もの防衛を重ねていた正規王者・勇利・アルバチャコフとの統一戦を行い、判定勝ちで王座を統一した。
そして今回5度目の防衛戦でマニー・パキャオの挑戦を受けることになった。
マニー・パキャオは、ここまで24勝(15KO)1敗。
1997年6月26日にOPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチでチョクチャイ・チョクビワットを5ラウンドKOで下し、王座獲得。
同王座を1度防衛後、寺尾新(八王子中屋)とのノンタイトル戦を行い1ラウンドTKO勝利を収めている。
その後、OPBF東洋太平洋フライ級のベルトを返上し、WBC世界フライ級王座に挑戦することになった。
■ 勝負が決まったのは、8ラウンド。
打ち合いの中、パッキャオが伸びのある左ストレートでダッチボーイジムの動きを止めた。
パッキャオは、慌てず冷静に間合いを詰め、最後はロープを背負ったダッチボーイジムに渾身の左を突き刺した。
ダッチボーイジムは、前のめりにダウン。
そのまま立ち上がれず、パキャオのKO勝ちが決まった。ダッチボーイジムは王座陥落。
マニー・パキャオが世界初挑戦でWBC世界フライ級王座を獲得した。
▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼
8ラウンド(KOラウンド)
■ マニー・パッキャオ MEMO
・ 生年月日 : 1978年12月17日
・ 戦績 : 51勝(38KO) 3敗 2分
■ チャッチャイ・ダッチボーイジム MEMO
・ 生年月日 : 1970年2月5日
・ 戦績 : 64勝(39KO) 3敗
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