1978年6月9日 WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
ケン・ノートン(アメリカ) vs ラリー・ホームズ(アメリカ)
6月9日、WBC世界ヘビー級タイトルマッチがラスベガスで行われ、挑戦者・ラリー・ホームズが王者・ケン・ノートンを12ラウンド僅差判定で下し、WBC世界ヘビー級王座を獲得した。
ケン・ノートンは、1973年3月31日、モハメド・アリの持つNABF北米ヘビー級王座に挑戦。ノートンがアリの顎を砕き判定勝ち。
1973年9月10日、アリのリベンジを受けるも判定負けを喫し、NABF北米ヘビー級王座陥落。
1974年3月26日には、世界初挑戦でジョージ・フォアマン挑戦するも、2ラウンドKOで敗れ王座奪取に失敗。
その後、7試合連続KOを果たし復活するも、1976年9月28日、世界ヘビー級タイトルマッチでモハメド・アリに僅差判定負け。念願の王座獲得はならなかった。
1977年11月15日、次期世界ヘビー級王座戦挑戦権をかけた一戦では、ジミー・ヤングに僅差の判定勝ちを収めた。
1978年3月、世界ヘビー級王者・レオン・スピンクスがWBCが指定したノートンとの対戦を拒否。これを受けて、WBCはスピンクスからタイトルを剥奪し、ノートンを新王者に認定。ノートンは世界戦で一勝もしないまま世界ヘビー級王者となった。
迎えた初防衛戦。快進撃を続けるラリー・ホームズを倒し、真のチャンピオンとなれるか。ノートンにとっては、落とせない一戦だ。ここまでの戦績、40勝(31KO)4敗。
ラリー・ホームズは、1973年にプロデビュー。前年1972年にミュンヘンオリンピック代表を目指したが、念願かなわず。
しかし、プロ入り後は、負けなしの27連勝(19KO)で世界ヘビー級王座に挑戦することになった。
ケン・ノートンは、ラリー・ホームズの快進撃を止められなかった・・・
両者ふらふらになりながらも死闘を尽くし決着は判定へ。
ホームズが2-1の僅差判定(142-143、143-142、143-142)でノートンを下し、無敗のままヘビー級王座を獲得した。
ノートンは、戦わずして得た王座を防衛することもなくタイトルを失い、真の王者として時代を築くことはできなかった。
▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼
■ ラリー・ホームズ MEMO
・ 生年月日 : 1949年11月3日
・ 戦績 : 69勝(44KO) 6敗 (生涯戦績)
■ ケン・ノートン MEMO
・ 生年月日 : 1943年8月9日
・ 戦績 : 42勝(33KO) 7敗 1分 (生涯戦績)
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