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超巨人・ニコライ・ワルーエフがヘビー級王座返り咲き

2008年8月30日 WBA世界ヘビー級王座決定戦
ニコライ・ワルーエフ(ロシア) vs ジョン・ルイス(アメリカ)

8月30日、WBA世界ヘビー級王座決定戦が行われ、身長213センチの超巨人・WBA世界ヘビー級1位・ニコライ・ワルーエフがWBA世界ヘビー級2位・ジョン・ルイスを12ラウンド判定で下し、WBA世界ヘビー級王座を獲得した。

ニコライ・ワルーエフは、王者・ルスラン・チャガエフとの指名防衛戦が決まっていたものの、チャガエフのアキレス腱負傷によりタイトルマッチがキャンセルとなった。
チャガエフは1年の猶予期間を定め、休養扱いのチャンピオンとなり、これを受けて王座決定戦が行われることになった。

ニコライ・ワルーエフは、2005年12月17日、ジョン・ルイスを12ラウンド判定で破り、WBA世界ヘビー級王座獲得。全階級を通じて史上最も身長が高く(213cm)、最も体重が重い(147kg)、チャンピオンとなった。

しかし、4度目の防衛戦でルスラン・チャガエフに判定負けを喫し、王座陥落。

その後、NABA北米ヘビー級王座に続き、WBA世界ヘビー級王座挑戦権を獲得したものチャガエフの負傷により王座決定戦に望むこととなった。

ジョン・ルイスとは、王座を奪取したとき以来、2度目の対戦となる。
ここまで、50戦48勝34KO1敗1無効試合。

ジョン・ルイスは、2001年3月3日、WBA世界ヘビー級タイトルマッチで王者・イベンダー・ホリフィールドに挑戦。判定勝ちを収め、王座を獲得した。
3度目の防衛戦でライトヘビー級から転向したロイ・ジョーンズ・ジュニアに判定で破れ王座陥落。

しかし、2003年にロイ・ジョーンズ・ジュニアがライトヘビー級に再転向しWBA王座が空位となったため、ルイスは王座決定戦を経ずWBAヘビー級王座を再び手に入れた。
2003年12月13日に行われたハシーム・ラーマンとのWBA世界ヘビー級暫定王座決定戦では、判定勝ちを収め王座を獲得するも、2005年12月17日、ニコライ・ワルーエフに王座を奪われた。

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試合は、2ラウンドにルイスの右ストレートがワルーエフの顔面を捕らえダウン寸前まで追い込んだ。
しかし、ワルーエフは冷静に対抗し、ジャブでポイントを重ね、決着は判定へ。

終わってみれば、ワルーエフが3-0の判定でルイスを下し、WBAヘビー級王座を手中に収めた。

▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼

12ラウンド

■ ニコライ・ワルーエフ MEMO
・ 生年月日 : 1973年8月21日生
・ 戦績 : 49勝34KO1敗1無効試合

■ ジョン・ルイス MEMO
・ 生年月日 : 1972年1月4日
・ 戦績 : 43勝29KO8敗1分1無判定

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