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クリス・ジョンが無敗対決制し、10度目の防衛に成功

2008年10月24日 WBA世界フェザー級タイトルマッチ
クリス・ジョン(インドネシア) vs 榎洋之(角海老宝石)

10月24日、WBA世界フェザー級タイトルマッチが後楽園ホールで行われ、王者・クリス・ジョンが榎洋之(同級4位)を大差判定で下し、10度目の防衛に成功した。

榎洋之は、デビューから11年目で手にした念願の世界初挑戦。

2006年1月21日には空位となった東洋太平洋王座をかけデーンタクシン・スーンギラーノーイナ(タイ)と対戦。 榎が2ラウンドKOで勝利し東洋太平洋王座を獲得した。
2008年4月5日に行われた同王座3度目の防衛戦では日本フェザー級王者・粟生隆寛とのダブルタイトル戦となり、引き分けで3度目の防衛に成功。
その後、王座を返上しWBA世界フェザー級王者・クリス・ジョンに挑戦することになった。
ここまで、27勝(17KO)無敗2分である。

クリス・ジョンは、2003年9月27日に行われたWBA世界フェザー級暫定王座決定戦でオスカー・レオン(コロンビア)を判定で下し、暫定王座獲得。
その後、WBA世界フェザー級正規王者に認定され、防衛戦では日本人選手とも2度対戦。
初防衛戦で佐藤修、8度目の防衛戦では武本在樹を下し、ここまで9度の防衛に成功している。

ここまでの41勝(22KO)無敗1分。
10度目の防衛戦で榎洋之の挑戦を受けることとなった。

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試合は、クリス・ジョンの冷静なボクシングが光った。

序盤、榎の出鼻をくじくと3ラウンドに右アッパーでぐらつかせる。
5ラウンドには連打をまとめジョンが一方的に攻め立てた。

榎は積極的に前へ出るも3ラウンド以降左目が腫れ、不利な状況。
それでも、打撃戦に持ち込み応戦するも決定打がなく、決着は判定へ。

判定の結果、ジョンが3-0(118-110、 118-110、117-111 )で完勝。
42連勝(1分けを挟む)で10度目の防衛に成功した。

榎は、初黒星を喫し、王座獲得はならなった。

▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼

■ クリス・ジョン MEMO
・ 生年月日 : 1979年9月14日
・ 戦績 : 42勝(22KO) 無敗 1分

■ 榎洋之 MEMO
・ 生年月日 : 1979年9月14日
・ 戦績 : 27勝(17KO) 1敗 2分

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