1987年10月16日 WBC・WBA・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
マイク・タイソン(アメリカ) vs タイレル・ビックス(アメリカ)
WBC・WBA・IBF世界ヘビー級タイトルマッチがアメリカ・アトランティックシティで行われ、3団体統一ヘビー級王者・マイク・タイソン(アメリカ)がロサンゼルスオリンピック金メダリスト・タイレル・ビックス(アメリカ)を7ラウンド2分59秒KOで下し、王座防衛に成功した。
マイク・タイソンは、1987年8月1日、WBC・WBA・IBF世界ヘビー級王座統一戦でIBF世界ヘビー級王者・トニー・タッカーを下し、3団体統一ヘビー級王座獲得。
今回、3団体統一ヘビー級王者として初めての防衛戦である。ここまで、31戦全勝(27KO)。
タイレル・ビックスは、1984年に開催されたロサンゼルスオリンピックにスーパーヘビー級で出場し、金メダル獲得。
1984年11月15日にプロデビューし、6ラウンド判定勝ちを飾った。
その後も、勝ち星を重ねここまで15戦全勝(9KO)。今回、世界初挑戦だ。
試合は、1ラウンドこそ攻めあぐねいていたタイソンだったが、ラウンドを重ねるごとにエンジンがかかってきた。
終始タイソンが押している。しかし、ビックスのクリンチ逃れにより連打をまとめることができない。
そのような中、7ラウンド終盤に試合が動いた。
ガードをこじ開け鋭く刺した左アッパーがビックスの顎をとらえダウン。
立ち上がったビックスだったが、タイソンの連打の前に為すすべなく続けてダウンを奪われ、レフェリーが試合を止めた。
ビックスは、王座奪取に失敗。世界初挑戦で初黒星を喫した。
タイソンは、KO勝ちで3団体統一ヘビー級王座のベルトを守った。(防衛回数は、WBC=4度目、WBA=3度目、IBF=初防衛)
▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼
2ラウンド途中~3ラウンド
4ラウンド~5ラウンド途中
5ラウンド途中~6ラウンド
7ラウンド
■ マイク・タイソン MEMO
・ 生年月日 : 1966年6月30日
・ 戦績 : 50勝(44KO) 6敗 2無効試合 (2008年現在)
■ タイレル・ビックス MEMO
・ 生年月日 : 1960年12月22日
・ 戦績 : 30勝(20KO) 10敗 (生涯戦績)
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