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マルシアノが英雄ジョー・ルイスを衝撃KOで下す

1951年10月26日 ヘビー級ノンタイトル10回戦
ジョー・ルイス(アメリカ) vs ロッキー・マルシアノ(アメリカ)

10月26日、ヘビー級10回戦がニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われ、ロッキー・マルシアノが世界王座25度防衛の英雄・ジョー・ルイスを8ラウンドKOで下した。

ジョー・ルイスは、1934年のプロデビュー戦で1ラウンドKO勝利を飾る。
1936年6月19日に行われたマックス・シュメリング戦で12ラウンドKO負けを喫するも、1937年6月22日には世界初挑戦でヘビー王者・ジェームス・J・ブラドックを8ラウンドKOで下し、王座を獲得した。
その後、同王座を25連続防衛(21KO)を果たし引退。(25連続防衛は世界記録)

しかし、1950年9月27日にカムバック。王者・エザード・チャールズに挑戦するも判定負けを喫した。
その後は、8連勝と波に乗ってロッキー・マルシアノとの対戦の日を迎えた。

ロッキー・マルシアノは、1947年にプロデビューし、3ラウンドKO勝利を収めると怒涛の連戦連勝。
ここまで37連勝(32KO)でジョー・ルイスと対戦することとなった。

試合が決まったのは、8ラウンド。
マルシアノの強烈な左フックがルイスの顔面を捉えると飛ばされながらダウン。
ルイス、立ち上がるも防戦一方である。

今度は、左アッパーから右ストレートの強烈なコンビネーションがみごとに決まった。

ルイスは意識を失いリングの外に放り出され、KO負け。この試合を最後に完全に引退。

ロッキー・マルシアノは、38連勝(33KO)を達成し、実力をアメリカ国民の目に焼き付けた。

▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼

白トランクス=ロッキー・マルシアノ
7ラウンド&8ラウンド

■ ジョー・ルイス MEMO
・ 生年月日 : 1914年5月13日 - 1981年4月12日
・戦績 : 69勝(55KO) 3敗 (生涯戦績)

■ ロッキー・マルシアノ MEMO
・ 生年月日 : 1923年9月1日 - 1969年8月31日
・ 戦績 : 49勝(43KO) 無敗(生涯戦績)

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