2008年12月7日 ウエルター級ノンタイトル12回戦
オスカー・デ・ラ・ホーヤ(アメリカ) vs マニー・パッキャオ(フィリピン)
7日(現地時間6日)、ウエルター級ノンタイトル12回戦がラスベガスで行われ、アジア人初の4階級制覇王者・現WBC世界ライト級王者のマニー・パッキャオが史上初6階級制覇のオスカー・デ・ラ・ホーヤを8ラウンド終了TKOで下した。
6冠王者 vs 4冠王者。
70キロ前後を主戦場とするデ・ラ・ホーヤと60キロ前後を主戦場とするパッキャオが、ウエルター級(66・68キロ以下)で対決した。
本来、交わることのない階級で戦ってきた両者が激突。
デ・ラ・ホーヤは体重を落とし、パッキャオは体重を上げてきた。
しかし、体格差は一目瞭然。身長、リーチでパッキャオがおよそ10センチ劣っているのだ。
デ・ラ・ホーヤが勝つことに誰も疑いはしなかった。しかし・・・
デ・ラ・ホーヤは、1992年バルセロナオリンピックにライト級で出場し、金メダルを獲得。
2004年6月5日、WBO世界ミドル級王座に挑戦し、判定勝ちを収め史上初の6階級制覇を達成した。
一方、マニー・パッキャオは、2008年6月29日・WBC世界ライト級王座に挑戦し、王者・デービッド・ディアスを9ラウンドKO。アジア人初の4階級制覇を達成した。
フロイド・メイウェザー・ジュニアが引退したいま、パッキャオはパウンドフォーパウンドの呼び名高いボクサーである。
まさにドリームマッチの開始である。
パッキャオが戦士となった。体格差をものともせず勇敢に前に出た。スピードで圧倒するパッキャオ。
デ・ラ・ホーヤは切れがなく、終始劣勢を強いられた。
試合が決まったのは、8ラウンド。
パッキャオが有巧打を叩き込み、デ・ラ・ホーヤは防戦一方。ダメージも見て取れる。
このラウンドを持ちこたえたデ・ラ・ホーヤだったが、8ラウンド終了後に白旗を上げた。
パッキャオは不利の状況を覆す大勝利。
パウンドフォーパウンドを名実のものとし、世界NO1の称号を手に入れた。
▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼
ニュース映像
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世紀の一戦へ向けたドキュメンタリー映像
■ オスカー・デ・ラ・ホーヤ MEMO
・ 生年月日 : 1973年2月4日
・ 史上初の6階級制覇王者
・ 戦績 : 39勝(30KO) 6敗
■ マニー・パッキャオ MEMO
・ 生年月日 : 1978年12月17日
・ 戦績 : 51勝(38KO) 3敗 2分
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