2009年3月12日 WBC世界バンタム級タイトルマッチ
長谷川穂積(真正) vs ヴィシー・マリンガ(南アフリカ)
12日、神戸ワールド記念ホールでWBC世界バンタム級タイトルマッチが行われ、王者・長谷川穂積が同級1位・ヴィシー・マリンガを1ラウンドTKOで下し、8度目の防衛に成功した。
ヴィシー・マリンガは、2008年6月12日に行なわれた王座挑戦者決定戦でウィラポン・ナコンルアンプロモーションをTKOで沈めた強敵だ。
しかし、実力差は歴然としていた。
長谷川は軽やかな動きでマリンガの攻撃をかわす。マリンガのパンチは空を切るばかりだ。
試合が動いたのは、1ラウンド中盤。
長谷川の左ストレートがヒットし、マリンガが飛ばされながらダウン。
冷静にラッシュをかけると続けざまに2度目のダウンを奪った。
そこから、とどめを刺さんばかりの怒涛のラッシュ。高速回転の連打がマリンガを襲った。
最後は、右フックからのフォローで強烈な左を決めマリンガを沈めた。
長谷川は1ラウンド2分37秒TKOで8度目の防衛に成功。
8度の防衛は、日本ジム所属選手の連続防衛記録で徳山昌守に並ぶ歴代3位。
また、3連続KO防衛は、日本ジム所属王者では具志堅用高、渡辺二郎に次ぐ26年ぶり史上3人目の快挙である。
▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼
■ 長谷川穂積 MEMO
・ 生年月日 : 1980年12月16日
・ 戦績 : 27勝(11KO) 2敗
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