2014年4月6日 WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
アドリアン・エルナンデス(王者・メキシコ) vs 井上尚弥(同級4位・大橋)
6日、WBC世界フライ級タイトルマッチが大田区総合体育館で行われ、デビュー6戦目の井上尚弥が王者・アドリアン・エルナンデスに6ラウンド2分54秒TKO勝ちを収め、世界初挑戦で王座を獲得。プロ入り6戦目での王座獲得は、日本最速記録となった。
井上は序盤jからエルナンデスにプレッシャーをかけ、コンビネーションで上へ下へと的確なパンチを繰り出した。
終始井上のペースで展開し、4ラウンド終了後の採点もジャッジ3人がすべて40-36とフルマークを付けた。
エルナンデスも5ラウンドに王者の意地を見せ応戦に出るも井上には通用しなkった。
試合が決まったのは、6ラウンド。
防戦一方のエルナンデスの顔面に右がヒット。
立ち上がるも、戦意喪失でファイティングポーズを取れず、井上の世界王座獲得が決まった。
井上は、世界王座獲得の日本最速記録がかかった試合。
これまでは、井岡一翔のデビュー7戦目での王座獲得(2011年)が日本最速だった。
井上は、それを1試合上回るデビュー6戦目で世界王座を獲得し、日本最速記録を樹立。
ちなみに世界最速は、センサク・ムアンスリン (1975年・タイ)とワシル・ロマチェンコ (2014年・ウクライナ)のプロ入り3戦目での世界王座獲得である。
井上は、高校生初のアマチュア7冠を達成し、プロ入り。
ノンタイル戦がテレビ中継させるなどデビュー以来注目を集めていたが、大きなプレッシャーを跳ねのけ、プロ入り6戦無敗のまま王座を獲得した。
かなりの減量苦があると思われるため、階級を上げていく可能性もあり、3階級制覇、4階級制覇も現実味がある選手である。本物の実力を備えている井上尚哉、これからの活躍が楽しみである。
▼ それでは、試合の模様をどうぞ ▼
■ 井上尚弥 MEMO
・ 生年月日 : 1993年4月10日
・ 戦績 : 6勝(5KO)無敗
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